こんにちは。ネットビジネスドクターの与田孝宙(よだたかひろ:ヨーダ)です。
いつも行く病院で、いつ行っても患者さんでいっぱいの病院があります。
「腕がいい?」・・・どうだろう?特別そんなことは感じたことない(失礼!)。
「医療設備が最新?」・・・田舎の町医者で設備らしい設備なんてほとんどない。
「早い?」・・・混んでるから早くはない。むしろ待ち時間が結構ある。
「安い?」・・・医療って安売りとかできるの?!
外観はぱっとしない病院なのに、なぜかいつも患者さんでいっぱい。
何か理由がありそうだ。
さて、今日は「成功するには高い能力が必要なのか?」についてお話します。
成功するには高い能力が必要なのか?
ビジネスにしろ何にしろ、成功するには何か理由がありそうです。
単純に考えれば、「高い能力」だろうな、と想像がつきますよね。
でも、これって本当なんでしょうか?
よく観察してみると、あることに気づきました。そして、これが成功する鍵となっていることがわかりました。
この成功する鍵を知ることで、あなたも成功に一歩近づきます。
意識の差?
なんだか「成功の鍵」とか言うと、大げさに聞こえてしまいますし、特別な何かがあるのかな?とも思ってしまいますが、実は、この鍵というのは、「意識の差」であるとわかりました。
人間の能力の差というのは、感覚的には最高でも数倍程度しかないそうです。10倍も20倍も違わない。でも、意識の差は無限に差がつくと言われています。
この、意識の差が優劣を決定していた、と。
満員御礼病院の意識の差を観察してみた
田舎にある小さな病院。20人も患者さんが入ればいっぱいになる程度の町医者ですね。
さて病院に行くと、朝は7時半からやっているようです。夜もちょっと遅くまでやってるっぽい。
中に入ると受付のお姉さんが、満面の笑みと挨拶で迎えてくれます。マスク越しでもわかるほどの笑顔。
受付をする際には軽く症状を聞かれます。メモを取りながら「つらいですよねぇ。大体30分程度でお呼びできると思います」などと話をしてくれます。
待合室では、時々、看護師さんが様子を見に来て、「つらい方、いらっしゃいますか」と声をかけてまわります。
常連のおじいちゃん、おばあちゃんとは世間話で盛り上がっています。
いよいよ自分の番になると、先生は、まず、僕の話をじっくり聞いてくれます。
聞き終わった後に、聴診器をあて、カルテに何か書いていきます。
そして、なぜ今の症状が出ているのか、詳しく話をしてくれます。
途中「わからない部分はありますか?」、「治療にはいくつかの方法があって、それぞれのメリット、デメリットなどがあります」とも説明があります。
最後には「こうすると悪化を防げる」だったり「こうすれば再発しにくい」など、充分な時間をとって患者が納得するまで説明をしてくれました。
診察が終わると、会計ですが、先に会計を済ませたおばあちゃんが出ていくところ、受付のお姉さんが、扉を開けて見送っていました。
待合室はいっぱいでしたが「遅い」とか「早くして」と言う人はいませんでした。
見えてきたものとは?
ここから見えてきたものは何でしょうか?
先生の腕の良さでしょうか?医療設備の良さでしょうか?早さでしょうか?
どれも当てはまりません。
同じ規模の病院で、10倍先生の腕が良かったり、10倍医療機器が揃っていたり、10倍早かったりなんてことはないんです。
でも、受付のお姉さんや、看護師さんの意識を方向づけることで、患者さんの気持ちを良くすることはできるんだと思うんです。
おそらく、ここの先生は、自らが患者さんのことをよく考え、その患者さんファーストな気持ちをスタッフの皆さんにも徹底しているんでしょう。
これが他の似たような病院との差になって見えている、と。
病気でつらい患者さんは、少しでも楽になる病院を選んでいるのでしょう。
これって、他の病院でも、やろうと思えばきっとできることのような気がしますよね。
でも、やっているところは少なそうです。
みんなはできてないからこそ
そう。みんなと同じことをやっていたら、並の結果しか出ないんです。
ホンの少しで良いと思うんです。
その少しの差が大きな結果となって現れる。これが成功は、能力の差ではなく、意識の差であると言える部分ですね。
ぜひ、あなたのビジネスにも当てはめてみてください。
難しいことをするのではありません。少しだけお客さんのことを考えてみる。
周りから一歩だけ踏み出してみる、工夫をしてみる。
きっと、それだけでも違った世界が見えることでしょう。
ネットビジネスドクター
与田孝宙(よだたかひろ:ヨーダ)