こんにちは。ネットビジネスドクターの与田孝宙(よだたかひろ:ヨーダ)です。
会社の後輩から「この仕事、楽勝っすね」と言われたので、「楽勝な仕事で経験値を爆上げする方法あるけど知りたい?」と言ったら、周りにいた後輩たちから揃って「知りたい!」と言われました。
#意外と、みんな勉強熱心なのね
今日は、コントロールされた失敗は、成功の何倍も得るものが大きい、と言う話をします。
何事も、すんなり成功すれば気分が良いものですが、実は、これ、あまりお得な話しではないんです。
すんなり成功は、「なぜうまくいったのか?」がよくわからない場合が多い。
「なんか普通にやったら上手くいきました」。これじゃぁ、次も上手くいくかどうかなんてわかりません。
逆に失敗は、必ず理由がある。
「こうしたらダメなんだ」と言う理由ですね。
とすれば、失敗をコントロールできれば、上手くいかない理由をたくさん知ることができ、それが経験値となる。
そして、失敗を潰せば潰すほど、成功に近づいていく。
この方法を習慣化すると、楽勝!というような仕事でも楽しんで、さらに経験値アップまでできるようになります。
Contents
失敗をコントロールする?
コントロールされた失敗は、成功の100倍の経験値が得られる。
僕のちょっと前(だいぶ前?)のお話です。
Windows95が出る前、日本のパソコンは、NECのPC-9801シリーズというガラパゴス的なものが一般的でした。
そこから、アメリカで主流の「DOS/Vパソコン」と言う、標準機のようなパソコンが入ってきました。
でも、まだまだ高くて、学生の僕は買えませんでした。
しかし、このパソコンは規格が決まっているので、パーツを組み合わせて作ることができたんです。今で言う「自作マシン」ですね。
貧乏学生の僕は、秋葉原のジャンク屋を巡り、安い部品を探して買ってきました。
今はメイドカフェになっているようなところも、昔は「ジャンク屋」と言って、動くかどうかわからないようなガラクタを売るところがたくさんあったんです。
さて、買ってきた部品を組み立てるんですが、まだネットもろくにない時代(インターネットもまだ日本には入ってきていませんでした)なので、自作マシンの情報もごくわずか。
少ない情報を集めては、理解し、部品選定を行い、組み立てていきます。
でも、その組み立てる過程も楽しい(プラモデルと一緒です)。
その過程をじっくり味わうために、組み立てるときには、まずは、「これは上手くいかないよね」と言うところに部品を刺して動かしてみます。。。動きません。。。あ、やっぱり、こうやると動かないんだな。
こんなことを繰り返していくうちに、数台の自作マシンを安く作れるようになりました。
当時は、普通に買うパソコンよりもかなり安く(元はジャンクですので)できたので、周りの友人達にもプレゼントして喜ばれました。
そんな謎な趣味を続けているうちに、経験値はかなり上がり、人にレクチャーしたり、アドバイスしたり、マシントラブルの対処をしたりと、今だったら、ネットを使って、ビジネスしたり、ウェビナーを開催したりできただろな~って思うほどになっていました。
この自作マシンでは、常に「こうやったらきっと動かない」を予想し、実際に試し、結果を見ていく。
充分、上手くいかないを試して満足したら、「上手くいく」組み立てをする。
元はほぼタダのジャンク品。それが組み合わさって動くようになるのが楽しくて、やっていましたが、この「わざと失敗する」ことが経験値爆上げの理由だったとは当時は気づいていませんでした。
上手くいかない(失敗)には必ず理由がある。
上手くいくとき(成功)には、理由がない場合もある(なんとなく上手くいっちゃったパターン)。
この法則を、逆に利用すると、失敗をコントロールすることで、経験値を爆上げすることができるんです。
実践
実践するなら、こんな感じになります。
(1)まずは、予想を立てる。上手くいくだろう方法と、上手くいかないだろう方法。理由付きで考えてみる。ここがポイント。
(2)上手く行かない予想を立てた方法から試してみる。実際に上手くいかない結果になったら、考えた理由が正解だった可能性が高い。これが一つの経験になる。これを繰り返す。
(3)最後に、上手くいくと予想した方法を試してみる。
こうすることで、一発で3番に行くよりも、2番を繰り返したことで、経験値が大きく向上します。
もちろん、失敗をわざとすることになるので、失敗=致命傷になるようなものには使えません。
せっかく、ジャンク品を買ってきても本当に壊してしまっては、完成にたどりつけませんからね。
なので、失敗をコントロールするには、ある程度、成功が見えていることのほうが良いのかも知れません。
まとめ
わかってする失敗は、成功の何倍もの経験値が得られることがわかりました。
こうすることで、比較的、予想しやすい(一般的には面白くないと思われる)作業でも楽しんで、さらに得るものも多くなる。
僕は、これをよく仕事で新人さんに使いました。
新人さんに簡単な仕事(自分で結果がわかっている仕事)をお願いします。そして、その中で、あえて失敗させてみるんです。
自分で見えている仕事ですから、新人さんがミスっても、ゴールは見えてますし、被害も大きくならない。自分が失敗をコントロールしながら、手はできるだけ貸さずに、その間で経験値をアップさせていくんです。
この方法は、かなり有効で、新人さんの経験値を手っ取り早く挙げるには非常に効果的でした。
まずは、簡単な作業で失敗をコントロールしてみると良いでしょう。一発成功よりも経験値(こうしたら上手くいかないという経験)が明らかに高くなることがわかるはず。
ネットビジネスドクター
与田孝宙(よだたかひろ:ヨーダ)